出雲大社の基本的な参拝方法とは!?参拝時の服装などの注意点!

平成28年に『平成の大遷宮』をほぼ終えた出雲大社。

最近ではパワースポットとして注目を集めると共に、縁結びの神様としても女性を中心に人気を集めています。

 

ですが、出雲大社には独自の参拝方法があるって知ってますか?

独自の参拝方法って・・・

こんな話を聞いてしまうと、いざ参拝するときに不安になってしまいますね。

実は、私もこの参拝方法を知るまでは間違った方法で参拝していました(汗)

 

そこで、今回は私の失敗からよく間違ってしまう出雲大社の参拝方法や注意点をまとめてみました。

様々な情報を網羅していますので、この記事だけで様々な情報を知ることができます。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

 

出雲大社の基本情報とは?

主祭神は以下の神様です。

  • 大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)

です。

『だいこくさま』として知っている人も多いのではないしょうか。

 

また、神話の『因幡の素兎(しろうさぎ)』で兎を助けた心の優しい神様でもあります。

今では『縁結び』としてのご利益が多く取り上げられていますが、もともとはあらゆる『結び』の神様です。

そのため、男女の仲だけでなく、子宝や金運への『結び』のご利益もあります。

 

日本最古の歴史書の古事記にも記載がある本殿

創建は古く、日本最古の歴史書である『古事記』にもその記載があります。

本殿は1744年に建立されたもので、国宝に指定されています。

そして、神社建築の中では日本一だということで、何といってもその大きさに圧倒されます。

 

高さは約24メートルもあり、屋根には長さが約8メートルの千木が交差されています。

この千木には穴が開いています。

下から見るととても小さな穴に見えますが、実は大人がくぐり抜けられる大きさです。

このようなところからも、本殿の大きさを実感することができます。

 

また、日本屈指の神社の一つでもあるため境内もとても広いです。

 

 最強のパワースポットである素鵞社(そがのやしろ)

こちらは、出雲大社の中でも最強のパワースポットだとされています。

御祭神は以下の神様です。

  • 素戔鳴尊(スサノオノミコト)

です。

 

あの八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した神様として有名ですね。

 

こちらのお社の裏には八雲山があります。

八雲山自体がご神体とされていて、強いパワーが感じられるそうです。

出雲大社へ参拝するときは、ぜひ素鵞社への参拝もしてみてはいかがでしょうか。

さらにご利益を得ることができるかもしれませんね!

 

出雲大社へ参拝するには?

いくつかの項目に分けて出雲大社の参拝方法についてまとめてみました。

 

出雲大社の正式な参拝ルート

参道や1つめの鳥居は通り過ぎてしまうので注意が必要

出雲大社へバスで行く人は『正門前』というバス停で降りましょう。

『出雲大社』というバス停もありますが、そちらでは参道や1つ目の鳥居を通り過ぎてしまいますので注意が必要です。

 

また、出雲大社へはバスや電車のほか車で行くことができます。

近くに大きい駐車場があります。

この駐車場から境内へ直接向かうことも可能ですが、正式な参拝方法でお参りしご利益をパワーアップさせましょう!

 

出雲大社の参道は全国でも珍しい下り参道

出雲大社には鳥居が4つあり、すべて材質が違っています。

1つ目の鳥居は石、2つ目の鳥居は木でできています。

この2つ目の鳥居は参道の入り口に立っていて、ここをくぐると出雲大社の神域に入ります。

 

出雲大社の参道は『下り参道』と言って、下り坂になっています。

これは全国的にもとても珍しいと言われています。

 

参道にある小さなお社『祓社』への参拝は必須

そして、忘れてはいけないのが『祓社(はらえのやしろ)』です。

こちらのお社は、参道の途中にある小さいお社です。

うっかりするとそのまま通り過ぎてしまいそうです。

 

しかし、こちらのお社は『祓井神(はらいどのかみ)』が4柱祀られていて、心身の罪や汚れを清めてくれます。

まずは、こちらをお参りすることをおすすめします。

 

参道の歩き方は両脇を歩くこと

参道を下って行くと、祓橋(はらいのはし/はらえのはし)という太鼓橋があります。

この橋から境内までは松並木になっています。

この松の木には、樹齢350年~400年ほどになるものもあるそうです。

 

そしてこの参道ですが、よく見ると松の木によって3つの道に分かれているんです。

一般の神社では、参道の真ん中は神様の通り道であり、端を歩くのがマナーとされています。

 

それと同じように、出雲大社の参道でも真ん中の道はかつて、神職の人や皇族の方しか通れなかったそうです。

現在は松の木を保護をするために真ん中の道は通行が禁止されています。

ですので、両側を歩くようにと注意を促す看板が立っているので気をつけましょう

 

ちなみに、こちらには鉄でできた3つ目の鳥居があります。

 

古事記にも記載されている因幡の素兎

境内の入り口近くには、大国主大神と兎の銅像があります。

大国主大神は『因幡の素兎(いなばのしろうさぎ)』でも知られている通り、兎とご縁があります。

※『因幡の白兎』とも書きます。

 

そのため、こちらの銅像だけでなく、御本殿裏や神苑などに46羽の兎たちがいるそうです。

お参りだけでなく、境内を散策して兎たちと出会うのも楽しそうですね。

 

ちなみに、こちらの銅像の反対側には手水舎があるので、手と口をしっかりと清めましょう。

 

拝殿への参拝

さて、いよいよ境内に入ります。

入り口には、高さが6メートルもある4つ目の鳥居がお出迎えしてくれます。

こちらの鳥居は銅でできていて、毛利元就の子孫である毛利綱広が寄進したものです。

 

鳥居をくぐると、拝殿が見えます。

拝殿前には、大きな三つの円が地面に描かれています。

こちらは昔の神殿に使われていた柱の跡です。

 

かつて出雲大社の神殿は、48メートルもの高さに作られていたと言われています。

こちらの跡を見ると、当時の迫力ある神殿を想像できますね。

 

重さ4トン以上にもなる注連縄は必見!

そして、迫力があるのはそれだけではありません。

拝殿には、ほかの神社では見られないような大きい注連縄がかけられています。

こちらの注連縄は長さが6メートル以上、重さが1トンあるそうです。

 

また、一般の神社とは逆の向きにかけられていることも特徴です。

 

そして、拝殿の近くには神楽殿があります。

こちらの注連縄はもっとインパクトがあります。

 

なんと長さは約13メートル、重さは4トン以上になります。

日本最大級の注連縄だというで、お参りの際は必見です。

 

八足門への参拝は特定の日のみ可能なので注意が必要

拝殿の後ろに回ると、八足門(やつあしもん)があります。

こちらからは、本殿を正面から参拝することができます。

 

実は、一般の参拝者はここまでしかお参りできません。

しかし、八足門と本殿の間には楼門があり、正月五カ日は八足門が開放されて楼門前までお参りすることができます。

 

出雲大社での参拝ルール

一般の神社とは違う参拝方法

出雲大社の参拝方法で特に注意しなければいけないのは、参拝方法です。

一般の神社では、『2礼2拍手1礼』が普通です。

 

しかし、出雲大社では『2礼4拍手1礼』で参拝します。

 

本殿以外の社殿を参拝する際も、この形式で参拝するようになっています。

ではなぜ4拍手なのでしょうか?

 

その理由は、出雲大社で行われる祭典に関係があります。

 

出雲大社で行われる祭典で一番大きなものが5月の例祭です。

このお祭りのときには、8拍手をします。

古くから、『8』という数字は無限を表していました。

 

そこで、神様に対して8拍手による無限の拍手でお讃えするというのが作法だそうです。

しかし、8拍手をするのは年に1回の例祭のみ。

 

普段はその半分である4拍手によって神様をお讃えしているそうです。

 

本殿への参拝は正面ではなく左側から

本殿には、ご神体が西を向いて祀られています。

そのため、正面から参拝するとご神体の横顔を拝むことになります。

本殿に向かって左側に小さいお賽銭箱があるので、そちらから参拝するとご神体の正面から参拝することができます。

 

通常参拝と特別参拝では服装に違いがあり

通常参拝の場合

通常の参拝では、特に服装で注意を受けることはないようです。

ただし、神様に失礼のないような服装で参拝するということは心がけた方がいいのではないでしょうか。

例えば、以下のような服装のことです。

  • 露出の多い服装
  • サンダルなどの服装
  • 派手すぎる服装

これらの服装は気をつけた方がいいでしょう。

 

特別参拝の場合

服装に注意が必要なときは、主に八足門内での特別参拝です。

普段は八足門までが参拝エリアですが、特別なときは八足門内での参拝が可能です。

地元の旅行会社では、ツアーが組まれることもあるそうです。

 

八足門内で参拝するということは、神様との距離がそれだけ近くなるということです。

服装の決まりが厳しい伊勢神宮ほどではないですが、あまりにもラフな服装で行くと、断られてしまうこともあるので要注意です。

そして、男性・女性共に肌を多く露出した格好はNGです。

 

例えば以下のような服装です。

  • タンクトップやノースリーブ
  • 短パン
  • ミニスカート
  • ダメージジーンズ
  • 素足

などで参拝する人が増えているそうですが、このような服装は断られると考えた方がいいでしょう。

 

正装とまではいかなくても、それなりの『よそゆき』の格好で参拝するのが無難です。

 

出雲大社と両参りしたい美保神社とは?

また、縁結びを願う方にはぜひ両参りをしてほしい美保神社についても紹介します。

出雲大社からは少し離れますが、島根県松江市にあります。

 

御祭神は大国主大神の子である以下の神様になります。

  • 事代主神(コトシロヌシノカミ)
  • 三穂津姫命(ミホツヒメノミコト)

です。

事代主神は三穂津姫命ご夫婦の関係にあります。

 

事代主神は『えびすさま』として知られている神様で、全国に3,000社以上お祀りされている『えびす社』の総本宮です。

 

親である大国主大神が祀られている出雲大社、子と妻である事代主神と三穂津姫命が祀られている美保神社の順でお参りすると、縁結びのご利益がアップすると言われています。

 

縁結びのご利益をさらにアップさせたい人は、ぜひ両参りをしてみてください。

ちなみに、美保神社での参拝は一般の神社と同じで『2礼2拍手1礼』なのでご注意ください。

 

最後に

出雲大社の主祭神である大国主大神は、『因幡の素兎』の神話でも分かるように、とても優しく癒しをもたらしてくださる神様です。

しかも、男女だけでなくあらゆる人や物との縁を結んでくださる『結び』の神様です。

 

本気で良縁を手に入れたいと願っているあなた、『結び』の神様に会いに行ってみませんか?

きっといいご縁があなたにもたらされるでしょう。

 

ちなみに、正式な参拝方法を知りたい人はこちらの記事もどうぞ。

神社へ初詣をするときのマナーとは!?基本的な情報を徹底的に紹介!

 

恋愛運をアップしたい人はこちらこの記事もどうぞ。

関東の人はこちら。

パワースポット神社で縁結びの効果倍増!関東のおすすめ神社ベスト3

 

関西の人はこちら。

恋愛運が上がる神社はどこ?関西の恋愛運アップの神社ベスト5!

 

この記事があなたの出雲大社及び美保神社の参拝にお役に立てれば幸いです。

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