神社参拝のときに目につく大きな鈴をみなさん鳴らしたことがありますよね。
お賽銭を納めお願いをする前に鳴らす鈴のことです。
何気なく鳴らしている鈴ですが、みなさんは鈴の正式名称や由来や歴史についてご存知でしょうか。
知らない方も多いのではないかと思います。
じつは、私も知らなくて何も考えずに鳴らしていた過去があります。
そこで、今回は神社の鈴について調べたことを紹介したいと思います。
もしかすると、神社に対しての考え方が変わるかもしれませんので、最後まで読んでみてくださいね。
お好きなところからどうぞ!
神社の鈴の正式名称
神社の賽銭箱の上側にある鈴の正式名称は本坪鈴(ほんつぼすず)と呼ばれています。
単純に鈴と呼ばれることや地方によってはガラガラなど呼ばれることもあるようです。
ちなみに、お寺にも同じような鈴があると思いますが、あちらは鰐口(わにぐち)と呼ばれ、神社の本坪鈴とは全く違うものになるそうです。
神社の鈴の由来や歴史
本坪鈴には明確な由来はないです。
しかし、説がいくつかありましたので紹介したいと思います。
1つ目は、音が人間に仇なすものを追い払うとされていることから、本坪鈴の由来になっています。
太古の昔のことですが、音は人間に仇なす獣や魔物を追い払うと信じられていたそうです。
ですので、音が出る楽器(鈴、笛、太鼓、鐘)が古くから人間の暮らしに深くかかわるようになり、神社に取り付けられたのではないかと言われているのが一説になります。
2つ目は、巫女さんが神事の神楽舞(かぐらまい)に用いている神楽鈴が由来になっています。
神楽鈴は知っている人も多いと思いますが、巫女さんが神楽舞を舞うときに使用する鈴のことです。
神楽舞とは、巫女さんが神楽を舞うことにより、神様を憑依させ人々に神の意志を伝える神事です。
神楽舞で神様を憑依させるのに必要な神楽鈴と神様に会うために参拝する神社の鐘を同一視したことから、本坪鈴の由来になっているのが一説になります。
神社の鈴を鳴らす意味
神社の本坪鈴を鳴らす意味は様々です。
上記でも説明しているように、参拝客に憑いている悪いものを追い祓うことです。
また、参拝客に神様を敬う心を起こし、神様と結びつけてくれるそうです。
そして、鈴を鳴らす回数はというと、基本的に3回以内が良いとされています。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、神社の鈴である本坪鈴について紹介しました。
今回のことで、本坪鈴が重要な役割を果たしていることがお判りになられたと思います。
最後までご覧になっていただきありがとうございました。
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